明月谷の家

 

Kamakura, Japan

2017

site area : ㎡

building area : ㎡   

total floor area : ㎡

structure : timber 2 stories

 

 

92_24

道路からの外観。  灰色の質実剛健な外装材と米杉板塀の対比

 

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LDK 珪藻土と白木のナチュラルな内装

 

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ロフト 越し屋根を設け、自然換気を促す。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和53年竣工(築37年)の木造2階建て住宅(28坪)の改築計画。
鎌倉の谷戸、典型的な地形で、明月谷の道路沿いに建つ住宅は尾根と樹木が迫り、日当たりが悪い。1階は特に日が当たらず、湿っぽい環境。

1階を明るく、風が通る部屋とする。
個室と仕事場、本、書類の収納場所をつくる。

光を採り込む。
風が抜ける。
収納スペースを増やす。

建ぺい率、容積率に余裕はなく、増築の可能性はない。
床面積にはいらないロフトをつくり、収納スペースとする。腰屋根を付けて、上部に抜ける風道も確保する。

壁天井仕上げを珪藻土左官塗りとし、また床、造作家具を木材とし、自然素材のもつ調湿効果を期待する。