尾根に沿って連なる集落

 

 バイオガス装置

 

バクタプルの伝統建築

 

ネパールの建設事情

援助による建設で、工法、資材、労働力は現地調達に依らなければならず、コスト、技術力を含めて事前に調査を行った。そこで現地でもっともポピュラーで使いやすく、手に入りやすい構造で建物の枠組みを作ることとし、躯体は鉄筋コンクリートで補強したレンガ造で、屋根の架構は鉄パイプのトラス組みを基本的な構造とした。屋根には、亜鉛メッキの波板鋼板を葺く。開口部に工夫をして、採光と換気用の窓は単一機能の壊れにくいシンプルなものとした。おおよそすべて構造体が直に仕上げとなっている。この建築はプロトタイプとしてデザインされ、場所によって配置や付属施設などのバリエーションを考えだそうとしている。今後もこの建物をもとに改良を加えて、他の村からの要望にも応えていくことになる。

 

 
   

 レンガ工場

 

建設現場